FaceIDは使用できません!?それって原因はアレかも…
FaceIDが使えないとき、新たにFaceIDを登録するか、リセットして再登録すれば使えるようになると思いますよね?
しかし現実はもう少し厳しいようです。
iPhoneの顔認証機能は機械学習によって人物の成長などを把握し最適な生体認証機能として働きます。もし、ある時から突然顔認証ができなくなったのであれば故障を疑った方が良いでしょう。
故障の原因
故障の原因が気になりますよね。インカメラだって普通に使えるのに顔認証機能がうまく使えないのは不思議です。
FaceID機能が故障する主な原因を挙げます。
- 水濡れ
- ガラス割れ
- 衝撃
- 断線
修理屋目線で考えると、メインとなる故障原因は四つでした。
水濡れ
あれ?iPhoneって防水じゃなかったっけ?という声が聞こえてきそうですが、防水の製品でも液体の侵入を許す可能性はあります。スマップルでは毎日のように水没したiPhoneの復活依頼が入ってきます。
iPhoneが水濡れすると、FaceIDのためのセンサー類が濡れてしまいます。一度でもセンサー類が濡れて異常を検知すると、二度と顔認証機能が使用できないiPhoneになってしまいます。
iPhoneの防水機能は買ったばかりの新品の状態で条件が整った環境で動作するということなので、いつまでも防水ではないし、液体から引き揚げたあとの動作については保証されないということを理解して使用しましょう。(もちろん年々液体が入りづらくなり、水没しても復旧する確率も上がっています。)
ガラス割れ
ガラスが割れてカメラやセンサーへ入射する光がうまく届かない状態が作られてしまいます。正しい情報がiPhoneに伝わらなければ、もちろん認証機能は正常に動作しません。ガラス割れを修理することで再利用が可能になるため、FaceIDを再設定する必要はありません。
衝撃
iPhoneのカメラはふつうのカメラと同じように、衝撃が苦手です。うっかり手から滑り落ちたiPhoneは、地面に叩きつけられます。画面が割れていなくても内部にはしっかり衝撃が伝わっています。iPhone内部は緩衝材などがほとんどないため、ダイレクトに衝撃が伝わるのです。カメラはインカメラもリアカメラも同様に衝撃が弱点です。
カメラが衝撃によって壊れてしまうと、顔認証機能も使用ができません。インカメラは深度を計測する目的で双になっています。名前をTrue Depthカメラと言います。
断線
稀にあります。内部のFaceIDにまつわるセンサー類が断線してしまうのです。水に濡れやすいのも画像の部品です。普段の主な役割としては、通話時の受話音を出力しています。通称イヤースピーカーです。アセンブリとして環境光を検知するセンサーも配置されています。
一度壊れてしまうとFaceIDは使えなくなってしまいます。
FaceIDの故障を修理する
結論から言うと、FaceIDを修理することは不可能に近いです。セキュリティの問題だから、部品を交換しても再び使えるようになるとは限りません。絶対に直らないわけではないので、どうしても今のiPhoneでフェイスIDを修理して使いたいということであれば修理店に相談する選択は有意義かもしれません。画面の修理やパーツの継ぎ目の洗浄などで改善した例はいくつもありました。
もっとも確実にFaceIDを使えるようにするには、本体交換を含めた機種変更が必要となります。
まとめ
FaceIDは外的な要因で故障することが多く、直せないパターンが多いです。しかし、修理店で修理できた例はいくつもありました。確実にFaceID機能を復活させるなら機種変更がもっとも現実的であります。
修理店に相談すると、お店や店員さんによっては「FaceID修理は無理」と断られてしまうかもしれません。スマップルではできる限り状況を判断して、幅広いご依頼を受けるようにしておりますので、お困りの時は一度ご相談いただけますと幸いです。
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