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iPhoneのバッテリーが膨張しても食い止められる?

iPhoneのバッテリーが膨張したときに、なにか対策を取れば大丈夫なんてことがあるでしょうか。

例えば膨張するバッテリーの勢いを止めるためにテープを巻いたりしてどうにかできるかもしれませんよね。

バッテリーの膨張をテープで食い止める1

どうです?

iPhone内部のバッテリーが2倍の体積に膨張して、表示画面を押し上げてiPhoneが開腹してしまっています。セロハンテープで止めてありますが、止まりきってないですね。

iPhoneのメイン基板と表示装置をつなぐケーブルも省スペース化のために必要最小限の長さになっています。あまり大きくiPhoneが開きすぎると表示装置のケーブルが断線してしまいます。

バッテリーの膨張をテープで食い止める2

通常であればガラス画面を本体に差し込んで止めておく金属のアンカーもはずれてしまっています。もはやバッテリーが押し出す圧力とテープで止める力、最後の砦に充電口脇のペンタローブねじがバランスを保っている状態になっています。

 

実際に開いてみるとバッテリーの状態がわかります。

バッテリーの膨らみを目視

もうパンパンです。ガスが溜まって膨張しています。iPhoneは薄く作られているため、少しでもバッテリーの膨張や変形が始まれば画面ガラスや表示画面に影響が見られるはずです。自身のiPhone画面を押してフカフカしたらバッテリーが膨らんできている可能性があります。

それでも安心できる要素はあって、電池内の反応によって発生したガスが原因で、風船のように破裂してしまうことはおそらくないと思います。(勢いよく張り裂けることはなさそうです)

ただし、体積が膨張しているため急な圧力の影響を受けやすくなっているのは間違いありません。携帯の空いてしまった隙間に金属のなにかかが刺さってしまったり、落下によって急激な圧力があたえられてしまった場合には、凄まじい勢いで煙が吹き出すことが予想されます。建物の中であれば部屋が簡単に煙だらけになり報知器も発報してしまうほどです。一瞬で焚き火並みの煙が発生すると考えていただくとわかりやすいかもしれません。

また、運が悪ければ発火してしまうこともあります。リチウム電池は指3本ほどのサイズですが十分な危険になりうる状況も発生しますので、膨張や変形を感じた場合にはなるべく早めにお近くの相談できそうなところに持っていきましょう。

スマップル赤坂店ではバッテリー交換によってバッテリーを新品に変更しております。交換した後の摘出された膨張状態のバッテリーは当店で処分させていただきますのでご安心ください。また、使用しない携帯なのでバッテリー交換の必要はないという方でも、作業費用だけでバッテリーの取り出しも承ります。ただし、作業費用でバッテリーの取り出しを行うのであれば、もう千円や二千円ほどプラスしてバッテリー交換をしたほうがコストパフォーマンスが良さそうです。

 

お困りの際にはスマップル赤坂店へご相談ください。

カテゴリ:修理ブログ 投稿日:2021-08-15

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